2012年12月1日土曜日

#12「大切な人と一緒に楽しむハーバルライフ」

はっと気づけば今年の終わりがすぐそこに。月日が流れるのは本当に早いものです。年末に向けて街にネオンやツリーなどの彩りが増えてくると、わくわくと楽しい気分になりますね。忘年会やクリスマスパーティーなどのイベントを前に、ハーブを活用したおもてなしやクリスマスアロマなど「大切な人と一緒に楽しみたいハーバルライフ」をご紹介します。

欧米ではクリスマスパーティーといえば家で行うのが昔から一般的ですが、最近では日本でもお取り寄せブームなども手伝って、ホームパーティーをすることが多くなっているようです。せっかくのクリスマス、足を運んでくれた方に、特別なおもてなしをしたいところです。そこでおすすめなのが、赤いクリスマスカラーのハーブティー。中身が見える透明のカップに、ヒイラギやグリーンのリボンをあしらえば、一気にクリスマス感が高まります。シナモンスティックを添えると、見た目も暖炉のようでかわいく、さらにクリスマスを感じさせる香りを楽しむことができます。

赤いハーブティーにはハイビスカスを使いますが、一般的に男性やお子様はこの酸味が苦手ということも。そこで、クランベリーやラズベリーといったベリー類をブレンドします。こちらも赤い実をつけるベリーの風味はハイビスカスの酸味にぴったり合い、まるでフルーティーなワインのような風味に仕上がり、すこし濃い目にいれると、ワインが苦手な人もワイン気分が味わえます。お好みではちみつやジャムを入れてもよいでしょう。

それ以外にも、ハーブでできるおもてなしのひとつに香りの演出があります。中世のヨーロッパでは、病気などの悪いことは汚れた悪臭のただよう空気によってもたらされると考えていたため、よい香りのするハーブでつくったものを身の回りに置き、魔除けのように使っていたそうです。ハーブを使ってリースをつくったり、ポマンダーをつくったりするのもよいですが、みんなで盛り上がるパーティーには、ローズなどの華やかな香りも合いますね。ディフューザーでたく他に、リースやオーナメントに垂らして家中をローズの香りで満たしてしまうのもいいかもしれません。ゼラニウムラベンダーブレンドすれば甘い香りが苦手な方でも気持よく過ごせます。

日本では欠かせないイベントでありながらも、お祭りごととして済ませてしまう傾向にあるクリスマス。せっかく馴れ親しんだ欧米文化のひとつです。同じく西洋からきたハーブを取り入れて、大切なひとたちの健康を願いながら身も心もあたたかく過ごしてみてはいかがでしょうか。

2012年11月1日木曜日

#11「木枯らしに負けないハーバルライフ」

東洋医学の思想「薬食同源」の
代表格とも言えるジンジャー
紅葉の季節。寒暖の差がもたらした赤から黄の鮮やかなグラデーションは、高くきりりと澄んだ空の色とよく合います。夜に見える星や月も一際くっきりときれいですね。朝晩の空気が急激に冷えるこの季節、「上着が一枚足りなかった!」という日もあるのではないでしょうか。
今回は本格的な寒さを前に「木枯らしに負けないハーバルライフ」をご紹介します。

澄んだ空気が深まってくると、いわゆる西高東低の冬型の気圧配置になりだし立冬を向かえます。急激な気温の低下に、まだ寒さに慣れない身体は筋肉をこわばらせて縮こまった状態に。しかし、木枯らしに負けない身体を保つためには、これとは逆のリラックスした状態を保ちたいところ。一見、力を入れていた方が寒さを感じないように見えますが、このとき血液は主要な臓器に集まるために末端へ行き渡らず、手足が冷たくなってしまうのです。リラックスした状態では手足の先まで血が巡るため、寝ている赤ちゃんのようなあたたかい身体でいることができます。

ハーブティーはそのイメージ通り、リラックスに役立つものが多くあります。カモミールレモンバームといったおなじみのもの以外にも、日本人に馴染みの深いジンジャーもその風味から安心感を得られるハーブといえるかもしれません。寒い時期にジンジャーがよいのはすでにご存じの通りなので、カモミールなどと合わせたブレンドティーで一息ついてはいかがでしょうか。

アロマでもリラックスに向くものは多いのですが、中でも柑橘系の香りはただリラックスするというだけでなく、同時に活力をくれるのが特徴です。寒い時期では、レモングレープフルーツなどのさっぱりとした香りよりも、甘さやビターさを併せ持つマンダリンなどが人気のようです。アロマバスにもおすすめですが、リラックスした状態を保つためには、38~40度のぬるめのお湯に長めに浸かるのがポイントです。熱いお湯は筋肉疲労にはよいのですが、脳が覚醒しリラックスには向きません。

気温の変化が大きく体調にも気を使う季節ですが、あたたかなハーブティーがおいしい季節でもあります。
本格的な寒さが訪れる前にひと工夫。縮こまらず活発に、健やかな冬を向かえましょう。

2012年10月1日月曜日

#10「美しさのためのハーバルライフ」

アントシアニンやカリウムを含有する
「ブラックカラント」。仏名「カシス」。 
昼間の眩しい日差しとは裏腹に朝晩には爽やかな風を感じるようになりました。空が高くなり空気が澄んで気持ちのよいこの時期は、様々なことに対して活動的になるので、スポーツや文化活動などを新たにはじめた方も多いのではないでしょうか。今回は新習慣に取り入れてほしい「美しさのためのハーバルライフ」をご紹介します。

秋は涼しくなりはじめ、不思議とオシャレをしたくなる季節です。しかし、いざオシャレにキメてでかけようと鏡を見た瞬間、肌の不調が気にかかってしまうのもこの季節です。夏の紫外線、ホルモンバランスの崩れによる肌ゆらぎがちょうどこの時期に出はじめます。化粧がうまくのらなかったり、思わぬところに吹き出物ができてしまっていたり。ケアを怠るとさらに深刻なシワやたるみといったお悩みに発展してしまうことも。乾燥の季節がくる前に身体の中から美しさを保つケアをしていきましょう。

身体の中から美しさを保つハーブティーとしてブラックカラントがおすすめです。ブラックカラントは英語ですが、日本ではフランス語であるカシスの名で知られる果実です。カクテルのイメージがありますが、実はポリフェノールやビタミンCを豊富に含み、健康はもちろん美容のために愛用されてきた歴史をもちます。ポリフェノールといえば赤ワインが有名ですが、赤ワインの原料となるブドウの葉をレッドグレープリーフと言いハーブティーとして用いることができます。赤ワイン同様に豊富なポリフェノールを含むことで話題となっており、こちらもおすすめです。

一方、お肌を整えるためには良質な睡眠も欠かせません。特に成長ホルモンが促進される寝つきから3時間の眠りの質がポイントとなります。お風呂あがりのスキンケアタイムにラベンダーの精油で芳香浴をするなど、寝る前の環境づくりが眠りの質を向上させます。秋の夜長をゆっくり楽しみたい方は、ボールなどにお湯をはり、精油を数滴垂らしてフェイシャルスチームをしてもよいでしょう。スチームの熱で肌があたたまり、スキンケア効果が高まります。また、こういった時間にハーブティーを飲むのもいいですね。

日々涼しさが増し、あたたかいハーブティーを美味しく感じる日がだんだんと増えていきます。実りの秋、植物の恵みに感謝をしながらその生命力を美容と健康に取り入れて、健やかにそして美しく行楽やファッションを楽しみましょう。

2012年9月3日月曜日

#9「夏の終わりをすっきり快適に整えるハーバルライフ」

残暑の不快感や気だるさのケアには、フレッシュで快活なレモンの香りがおすすめ
レモンの香りに含まれる芳香成分が、
頭をスッキリとさせてくれます
まだまだ暑さが続いていますが、夕方以降には時折爽やかな風が感じられるようになりました。厳しい暑さを過ごしてきた身体も、落ち着いた気候を待ち望んでいるのではないでしょうか。しかし気候の変化は時に身体への負担になることも。そこで今回は、暑さで高ぶった心身を秋に向けて上手に切り替える「夏の終わりをすっきり快適に整えるハーバルライフ」をご紹介します。

夏の終わり、連日の厳しい暑さを過ごしてきた心身は疲れ切った状態に。高い気温は体力を消耗させ、暑さをしのぐための冷たいものも胃腸にとっては刺激となります。また熱帯夜は睡眠時間を削り、お盆休みも手伝って生活リズムを崩してしまうと、身体ばかりでなくメンタルバランスへの影響も考えられます。

このように心身が万全でない状態で季節の変わり目を向かえると、気候の変化が体調を崩す原因になってしまうことも。まだ暑さが残る今のうちから、少しずつ心身の準備を行っていきましょう。

残暑の不快感や気だるさのケアには、フレッシュで快活なレモンの香りがおすすめです。
レモングラスレモンバームといったように、レモンの名がつくハーブも多く、レモンに似た香りはとても飲みやすいハーブティーとなります。中でもレモンバーベナは、フランスでは“ヴェルベーヌ”と呼ばれ、仕事疲れを癒す夕方以降にいただくなどして親しまれているようです。また、タイ料理でおなじみのレモングラスは、胃腸のはたらきを助けることで知られ、脂を使う炒め物などに加えられることが多いようです。

同じ柑橘系でレモンをより上品にしたようなベルガモットの精油や、柑橘系と相性のよいクラリセージの芳香浴もおすすめです。紅茶を思わせるクラリセージの上品な香りは、暑さによる興奮や不快感を鎮めてくれるので、残暑で眠れない夜には、コットンに数滴垂らし枕にしのばせるほか、シャワーだけのバスタイムを半身浴に切り替え、浴槽に数滴精油を落としてゆったりと香りを楽しんでもよいでしょう。

ハーブティーやアロマを取り入れると、毎日の中でふと立ち止まって自分と向き合う時間が生まれます。適度にリラックスして過ごす時間をつくりながら心身をいたわり、頭も体も冴えた軽やかな状態へ整えて、秋への移り変わりを楽しみましょう。

2012年8月3日金曜日

#8「涼を感じるハーバルライフ」

ペパーミントの香りを嗅ぐだけで、
体感温度が4℃も下がる効果が!
本格的な夏到来。日差しも暑さも日々勢いを増してきました。心身を整えて夏に備えても、暑さに耐えているだけでは参ってしまいますね。そこで今回は、植物のチカラで涼しさを呼ぶ「涼を感じるハーバルライフ」をご紹介します。

清涼感No.1ハーブといえば、なんといってもペパーミント! ペパーミントに含まれるl-メントールは、皮膚に触れると冷たいものに触れた時と同じ感覚を与えるため、実際の温度は変わらないのに、温度が下がったように感じます。

そのひんやり感は、飲み物や肌に使うローションでも、またアロマテラピーの芳香浴でも感じることができます。外出先でペパーミント入りのミストをスプレーすれば、ミントの香りの涼しい風が体感温度を下げてくれるでしょう。

お湯で淹れたミントティーを冷やしてアイスハーブティーにしたり、ミントのシロップをサイダーで割ったりと、夏でも無理なく取り入れられる方法で、涼しさを感じながら夏のハーバルケアを楽しんでみてください。

アロマテラピーでは、体感温度を下げるペパーミントのほか、虫除け対策のエッセンシャルオイルがおすすめです。レモングラスレモンティートリーシトロネラなどは虫除けになる上、レモン系の爽やかな香りで空気をすっきりとさせてくれます。ハーブで涼を演出しながら、花火やお祭り、盆踊りなど、真夏の夜を涼やかに楽しみましょう。

2012年7月3日火曜日

#7「夏の暑さに負けないハーバルライフ」

南米でマテ茶は「ボンビーリャ」という
鉄製のストローで飲まれています
各地で真夏日を記録する蒸し暑い日々が続いていますが、梅雨が明けると、 本格的な夏がやってきます。猛暑になる前に、熱中症や夏バテの対策を今からしっかりしておきたいですね。そこで今回は、夏の健康美を手に入れる「夏の暑さに負けないハーバルライフ」をご紹介します。

夏の体づくりのポイントは、きちんと汗をかける体にしておくこと。
まずは、体内の熱をスムーズに放出できる力をつけることが大切です。ダイエット中の人でも、しっかり食べて、必要なエネルギーに変えていける、代謝のよい体を目指しましょう。また、夏の不調は、暑さによって自律神経のバランスを崩すことも原因に。生活のリズムを整え、自律神経の働きを整えておきましょう。

そんな時に助けになるのは、体に喝を入れてくれる話題のハーブ
マテ」。南米原産のマテは、太陽の日差しをたっぷりと浴び、暑い国のパワーに満ちたハーブです。

 マテは、「飲むサラダ」と呼ばれるように、ビタミン・ミネラルが豊富なだけでなく、中枢神経を活発にし、心身に力を与えてくれます。内臓の働きを サポートしてくれるハーブとブレンドして、夏の水分補給に取り入れましょう。

アロマテラピーでもハニーマートルレモンティートゥリーなど、気持ちをシャキッとさせ、心身を活性させてくれる精油がおすすめ。ルームスプレーに して部屋全体を香らせたり、精油を入りの手作り化粧水をボディミストにして、汗ばんだ肌にスプレーしてもよいでしょう。

夏を健やかに過ごすには、食事、運動、睡眠など生活のリズムを整え、暑さに強い体にしておくことがなによりの養生。メリハリのある生活を心がけて、ハーブティーでビタミンやミネラル補給をしたり、アロマで心身のバランスを 整え、猛暑にも負けない健やかで美しい体を手に入れましょう。

2012年6月1日金曜日

#6「じめじめ時季を快適に過ごすハーバルライフ」

甘酸っぱいハーブティーはアイスにしても
美味しい! ハーブティーで氷を作ると、
ハーブティーが薄まらないのでGOOD!
今年の梅雨入りは平年より早く、沖縄や鹿児島では4月中に梅雨入りが発表されました。恵みの雨に感謝しながらも、曇りがちな陽気に、気分だけでなく身体も重くなりがち。湿気によるにおいやカビも気になります。そこで今回は、「じめじめ時季を快適に過ごすハーバルライフ」をご紹介します。

まずは、アロマテラピーでお部屋の空気を浄化することからはじめましょう。部屋干しなどで空気中の雑菌が増えると、不快な臭いが発生します。そんな時はユーカリペパーミントグレープフルーツレモンなどのエッセンシャルオイルをディフューザーなどで焚き、香りを楽しみながらにおいの発生の元を断ちましょう。

さらに、古くから浄化の目的で使われたジュニパーベリーの香りも助けに。よどんだ空気をきれいにしながら、心身もクリアにしてくれます。無水エタノールと精製水で希釈してルームスプレーに。また、重曹に精油を数滴垂らして混ぜるだけで、ナチュラルな除湿消臭剤になります。

梅雨の時期は、外気の湿度の高さに影響されて、身体の中にも水を溜めこみがちになると言われます。健康管理のポイントは“水はけのよい身体づくり” です。良質な水分をしっかりと摂りながら、不要な水分はきちんと出すことを心掛けましょう。めぐりを助けるハイビスカスティーはこの時期の水分補給に特におすすめです。レモングラスなどとブレンドしてホットで飲みましょう。

ジュニパーベリーグレープフルーツ精油を使ったオイルトリートメントは、重たさを感じる時のスペシャルケアに。お風呂上がりに、滞りがちな脚を中心に丁寧にマッサージしてみましょう。忙しい方は、同じブレンドのバスソルトを使って半身浴するだけでもOKです。入浴の前後には水分補給を忘れずに。

梅雨は、ゆっくりと家で過ごすチャンスでもあります。湿度を味方につけて、普段忘れがちな所を、お掃除するのもよいでしょう。憂鬱になりすぎないよう雨音を楽しみながら、ハーブやアロマとともに、じめじめ時季をカラリとした気持ちで快適に過ごしましょう。

2012年5月8日火曜日

#5「五月病を吹き飛ばすハーバルライフ」

リラックスハーブの代表格「カモミール」。
新緑が目に鮮やかな季節となりました。散歩やピクニックなど外出が楽しい暖かさが続いていますね。でも、なぜだか外出する気分になれず家に閉じこもりがちだったり、何をするのも億劫になったり……という方も。それはもしかすると、五月病の前兆かもしれません。特に、4月に大きく環境が変わった人は、自分でも気付かないうちにストレスをため込んでいることも。そこで今回は、五月病を吹き飛ばして、初夏の新緑を楽しむハーバルライフをご紹介します。

五月病対策のポイントは、しっかりと体を休ませることと、気分転換をすること。ティーでもアロマでも、リラックスやリフレッシュで知られるハーブが役立ちます。リラックスハーブの代表は、何と言っても「カモミール」です。ティーでは「ジャーマンカモミール」が、エッセンシャルオイルでは甘い芳香の「ローマンカモミール」も使われます。

ジャーマンカモミールは1種のみでも美味しく飲めるハーブですが、レモンバームペパーミントなどを少しブレンドすると、甘く優しい風味に爽快感が加わり、すっきりとした後味が楽しめます。カモミールの味が苦手だった方もぜひ一度試してみては。

ローマンカモミールの精油は、心身の緊張を解きほぐし、優しく包み込んでくれるような甘い香り。プレッシャーで気持ちが張り詰めていたり、イライラや不安にとらわれてしまった時は、バスタイムやお休み前の芳香浴でしっかり心を休めましょう。マンダリンなど柑橘系の香りとのブレンドもおすすめです。

ハーブティーやアロマテラピーは、気分転換のお手伝いが得意。オンとオフの切り替えが上手にできると、自然と心と体のリズムが整っていくでしょう。気持ちのスイッチの切り替えにハーブを取り入れ、ストレスと上手に付き合う方法を身につけてみてください。そして、新緑に降り注ぐ初夏の日差しを浴び、夏に向かって前進するための元気をチャージしましょう。

2012年4月2日月曜日

#4「新しいスタートを彩るハーバルライフ」



柑橘系の精油はマイナスの感情をプラスに変え
明るさや幸福感を与えてくれる香り
 春到来。桜のつぼみもふくらみはじめ、日々変わる春の景色が目を楽しませてくれますね。20日は春分の日でしたが「国民の祝日に関する法律」によると、この日は“自然をたたえ、生物をいつくしむ”日と定められています。草木が芽吹き花咲く様子や、木々に集まる小鳥の鳴き声などを楽しみながら、自然の恵みをじっくりと味わいたい季節です。同時に引越や入社入学など新しい生活を始める方も多く、季節とともに環境の変化が目まぐるしい時季でもあります。そこで今回は、環境の変化に順応できるよう、気分をリフレッシュして新しい始まりをサポートしてくれるハーバルライフをご紹介します。

ベルガモットスイートオレンジグレープフルーツレモンなど柑橘系の精油は、マイナスの感情をプラスに変え、明るさや幸福感を与えてくれる香り。環境や季節など周囲の変化に不安や戸惑いを感じる時に、弾けるような元気な香りが、心を軽くしてくれるでしょう。ディフューザーで芳香浴を楽しむ時は、柑橘系の香りは揮発しやすいため精油を多めに入れるようにしましょう。また、無水エタノールと精製水で希釈すると、ルームスプレーとしても使えます。(※ルームスプレーを使用する際は家具や布につかないよう注意して下さい)

ハーブティーでシトラスの香りを楽しみたい時には、レモングラスレモンバームレモンバーベナなど、レモンの香りのするハーブを使ったブレンドを選びましょう。食後のティーとしてはもちろん、気分転換や、目覚めの1杯にもおすすめです。シトラスの香りが気持ちをシャキッとさせ、1日の爽やかなスタートを後押ししてくれます。

春の暖かな日差しを受け、植物と同じように人々の心もふっくらと期待感に満ちていきます。そのわくわくを素直に楽しめるよう、ポジティブな気持ちを常に持ち続けていたいですね。春の彩りにハーブを取り入れて、始まりの季節を心軽やかに過ごしましょう。

2012年3月1日木曜日

#3「春先のゆらぎをケアするハーバルライフ」



優雅な香りが気持ちを穏やかに、
女性をきれいにするローズ(薔薇)
春の訪れを少しずつ感じ始めるこの時季、日々の寒暖差も厳しく、乾燥した風で花粉や黄砂が舞い上がるなど、外からの刺激が一層高まる時でもあります。普段と同じように過ごしていても、何となく不安定でいつもとは違った不調を感じている人も多いのではないでしょうか。今回は、そんな春先にゆらぎがちな肌や心をケアするハーバルライフをご紹介します。

季節の変わり目のさまざまな外的ストレスに刺激され、不安定になっている“ゆらぎ”のケアには、優しくいたわってくれる花のハーブや、フローラルな香りのハーブがおすすめです。ローズゼラニウムなどの甘い香りはバランスを整え、ゆったりと落ち着きのあるリズムを取り戻してくれます。

ティーで楽しむなら、リラックス系や美肌のブレンドにローズをトッピングしてみましょう。ローズには渋みがあるため、ほんのりと心地よく薔薇の香りを感じる程度の量を入れるのがよいでしょう。うるおいハーブのマローブルーはローズとの相性もよく、茶葉の色合いも華やかにしてくれます。うるおいは肌にも心にも一番のバリアとなってくれる要素なので、この時季はいつも以上に意識的に取り入れるようにしましょう。

ゼラニウムローズベルガモットなどの華やかな芳香は、バランスを崩してうつむきがちな女性に笑顔を与えてくれる香り。キャリアオイルで希釈し、入浴剤やトリートメントオイルとして使います。フェイシャルケアにはローズヒップのキャリアオイルが人気ですが、敏感肌の方はパッチテストをして自分の肌に合ったものを選びましょう。気軽にオイルケアを取り入れたい場合は、ハンドトリートメントから初めてみるのもよいでしょう。

お肌など外側に現れる不調も、外のケアだけでなく内側からケアすることでより根本的な改善につながります。
インナービューティーを心がけて、春先のストレスにもゆらがない安定感のある美しさを手に入れましょう。

2012年2月7日火曜日

#2「春に備えるためのハーバルライフ」



私たち日本人にとってとても身近なハーブの
ひとつであるダンディライオンは、
別名「セイヨウタンポポ」のこと
新年を迎え厳しい寒さが続いています。淹れたてのハーブティーの温かさを一年でもっとも感じる季節ですね。昨年は残暑が長引き、秋を楽しむ間もなく寒い季節が訪れました。寒さに対する心と体の準備が不十分なまま冬に入ったことで、心身のバランスがとりにくい方も多いのではないでしょうか。

冬至と春分の中間にあたる立春(2月4日)は、暦の上では春と言われますが、現代に暮らす私たちにとっては「春に向けて準備を始める日」と考えるほうがしっくりくるかもしれません。この時期にしっかり心と体を整えておくことで、やがて訪れる春を快適に過ごすことができるでしょう。そこで今回は、爽やかな春を迎えるための準備期間のハーバルライフをご紹介します。

春準備のハーバルライフのポイントは「クリーニングハーブ」を使うことです。春になると、木々が芽を出し地中の虫が動き出すのと同じように、眠っていた体の中も動き始めます。年末年始の暴飲暴食や不摂生で心身に汚れがたまっていると、暖かさとともに心も体もざわざわとし始めるのです。

伝統的に、春のからだづくりに用いられるハーブは、ネトルやバーチリーフ、ダンディライオンなど、溜めこんだものをすっきりとさせてくれるイメージのハーブです。特に花の季節に乾燥や空気中の浮遊物などを敏感に感じるようになる方は、ネトルエルダーフラワーペパーミントなどのブレンドティーを毎日の習慣にしておくことが助けになるでしょう。

アロマテラピーでは、ユーカリティートゥリーニアウリなどフトモモ科の精油がおすすめです。ディフューザーなどで芳香浴をすると爽やかな香りが鼻を抜ける爽快感が感じられます。キャリアオイルなどで希釈し、ハンカチやマスクなどにスプレーしておくと、外出中でも心地よい空気を楽しむことができます。

寒い冬の間に重たくなった心をクリーニングハーブですっきりと洗い上げ、花咲く春の季節を笑顔で迎えましょう。