2012年11月1日木曜日

#11「木枯らしに負けないハーバルライフ」

東洋医学の思想「薬食同源」の
代表格とも言えるジンジャー
紅葉の季節。寒暖の差がもたらした赤から黄の鮮やかなグラデーションは、高くきりりと澄んだ空の色とよく合います。夜に見える星や月も一際くっきりときれいですね。朝晩の空気が急激に冷えるこの季節、「上着が一枚足りなかった!」という日もあるのではないでしょうか。
今回は本格的な寒さを前に「木枯らしに負けないハーバルライフ」をご紹介します。

澄んだ空気が深まってくると、いわゆる西高東低の冬型の気圧配置になりだし立冬を向かえます。急激な気温の低下に、まだ寒さに慣れない身体は筋肉をこわばらせて縮こまった状態に。しかし、木枯らしに負けない身体を保つためには、これとは逆のリラックスした状態を保ちたいところ。一見、力を入れていた方が寒さを感じないように見えますが、このとき血液は主要な臓器に集まるために末端へ行き渡らず、手足が冷たくなってしまうのです。リラックスした状態では手足の先まで血が巡るため、寝ている赤ちゃんのようなあたたかい身体でいることができます。

ハーブティーはそのイメージ通り、リラックスに役立つものが多くあります。カモミールレモンバームといったおなじみのもの以外にも、日本人に馴染みの深いジンジャーもその風味から安心感を得られるハーブといえるかもしれません。寒い時期にジンジャーがよいのはすでにご存じの通りなので、カモミールなどと合わせたブレンドティーで一息ついてはいかがでしょうか。

アロマでもリラックスに向くものは多いのですが、中でも柑橘系の香りはただリラックスするというだけでなく、同時に活力をくれるのが特徴です。寒い時期では、レモングレープフルーツなどのさっぱりとした香りよりも、甘さやビターさを併せ持つマンダリンなどが人気のようです。アロマバスにもおすすめですが、リラックスした状態を保つためには、38~40度のぬるめのお湯に長めに浸かるのがポイントです。熱いお湯は筋肉疲労にはよいのですが、脳が覚醒しリラックスには向きません。

気温の変化が大きく体調にも気を使う季節ですが、あたたかなハーブティーがおいしい季節でもあります。
本格的な寒さが訪れる前にひと工夫。縮こまらず活発に、健やかな冬を向かえましょう。